小さな葬儀を専門にしている家族葬ひかり苑は、たくさんの花で飾る生花祭壇での通夜告別式が特徴です。
これは、芸能界では生花祭壇が主流で、単に流行っているからでも、一般的な白木祭壇が斎場に飾れないワケでもありません。
生花祭壇にこだわる理由、それは!葬儀社だから知っている葬儀料金への不信感と葬儀に対する想いから、家族葬ひかり苑ではこれまで生花祭壇による通夜葬儀をおこなってきました。
葬儀料金の約50%を占める「祭壇利用料」への疑問を感じて
一般的な葬儀料金の内訳はどうなっているかご存知ですか?葬儀料金の平均金額が120万円程度といわれいています。
その内訳は、祭壇使用料60万円、式場使用料10万円、棺8万円、遺影写真3万円、霊柩車5万円、骨壷骨箱5万円、枕飾り3万円、安置料2万円、その他諸経費24万円などです。ただし、これ以外に会葬例やご寺様への戒名・お布施がかかります。正直、葬儀料金は相場というものは存在しません。いわゆる”葬儀社のいい値”で構成されているのが現状です。
下図の通り、葬儀料金の約50%を占める祭壇使用料、葬儀社によって様々ですが200万円を超えるところもあります。
葬儀社にとって葬儀祭壇は高額な備品です。購入金額は数百万円から数千万円。ですが、一度購入してしまえば何十年も使え利益が取れるものでもあります。
例えば、1千万円の祭壇を10年利用した場合、祭壇だけでどれだけの売り上げがあるのか?
1葬儀当りの祭壇利用料 60万円 X 月間葬儀数 10件 X 12ヶ月 X 10年
= 7億2000万円の売り上げ - 祭壇購入費 1千万円 = 利益 7億1000万円
このように、長年使い回しされている葬儀祭壇に約60万円が必要でしょうか?
葬儀社も利益を出し社員を養っていかなければなりません。
ですが、神仏事で
”値切ってはいけない”
”バチが当たる”
”世間体があるから品祖にできない”
などの心情につけこんだビジネスになってはいけないと思います。
使い回しされる白木祭壇は、葬儀社にとって、最初の購入した料金をのぞけば、その後に遺族からうけとる祭壇料金は、まるまる葬儀社の利益になります。逆に、生花祭壇は、毎回新鮮な花を花屋に注文しなければいけないので、葬儀のたびに実費がかかり、葬儀社の利益は薄利となってしまいます。
しかし生花祭壇は、故人様それぞれの人生を表現でき、白木祭壇より料金が抑えられるため、家族葬をご依頼されるご遺族様にとっては最良だと考えています。
一般的な葬儀料金の内訳
葬儀料金の経費順位
葬儀料金120万円の場合の経費順位(上位3項目)
1位 祭壇使用料 60万円
2位 式場使用料 12万円
3位 棺代 8万円
(左図の項目以外に、地域により駐車場警備代・駐車場利用料利用料などが上乗せされます。)
葬儀社にとって一番利益をもたらすのが祭壇使用料です。「会員になれば祭壇使用料が半額になります」と聞くとお得に感じますが、半額30万円でも葬儀社にとっては一番の利益なのです。